長野県小布施ワイナリー Sogga pere etfils スパークリング「P」2012ピノノワールクレレドノワール樽熟成
9月6日(月)、長野県小布施ワイナリーさんの
Sogga pere etfils スパークリング「P」2012ピノノワールクレレドノワール樽熟成
を晩酌で飲みました。
小布施ワイナリーさんは、
日本ワイナリーアワード®2020、5星受賞のワイナリーです。
1942年(昭和17年)創始者、曽我市之丞さんから始まる。
当時は林檎酒(シードル)がメイン。
現在、四代目の曽我彰彦は、明治大学農学部卒業後、
山梨大学大学院 総合研究部附属 ワイン科学研究センター
でワインを学び、新潟県の欧州ぶどう栽培研究所
カーブドッチ ワイナリー(CAVE D'OCCI)でも学んだ。
1988年(昭和63年)に趣味としてブランデー製造を始め、
1995年(平成7年)には欧州系ワイン葡萄(カベルネ、メルロなど)
の畑の拡大を開始した。
曽我彰彦は、フランスのブルゴーニュ地方で2年間修行。
1997年(平成9年)にフランスブルゴーニュ地方
ヴォーヌロマネ村クロフランタンの蔵と畑で、
1998年(平成10年)にはフランスのブルゴーニュ地方
シャブリ村のロンデパキの蔵と畑で修行し、
栽培と醸造を勉強した。
帰国後、小布施ワイナリーの栽培・醸造の責任者となる。
小布施ワイナリーは、地元産ワイン専用葡萄に拘っている。
赤ワインは基本的にはタンク貯蔵は行わないない。
発酵が終わるとそのまま樽貯蔵に進み、
その後瓶詰を行っている。
自然派の生産者であること。
有機栽培、無化学農薬栽培、無濾過、無清澄、
澱引き1回などを実行し、また亜硫酸添加を最小限にとどめる。
Sogga pere etfils スパークリング「P」2012ピノノワールクレレドノワール樽熟成
葡萄品種:長野県産ピノノワール
アルコール分:12度
収穫年月:2012年
デゴルジュマン年月:2020年4月
赤のスパークリングワインなど邪道と皆が
揶揄するでしょう。それは南欧や新大陸にある
甘口のガス充填ワインをイメージするから。
当方の品はバリバリの2週間のマセレーション発酵と
樽熟成をして、瓶熟成期間が7年以上の後にデゴルジュマン。
とどめにドサージュ(甘み調整)を一切しない超辛口仕立て
となれば「こいつマジな変態だ」とワインラヴァーは
異変に気が付く筈。優しいタンニンの存在する
クレレ色(赤とロゼの中間色)の液体。
私にとってメトードエロネ(邪道)なこのワインは
J'adore!(ジャドー)なワイン。
残念ながらこの畑のピノノワールは惜しまれつつ
2019年に抜根されました。我々はピノノアールに
特別な感情を持ち合わせていますので涙無くして
抜根できませんでした。
今は亡きCacteauピノノワールの勇姿を
ご堪能いただければ幸いです。
小布施ワイナリーの瓶内二次発酵ワインは
コスパの「グラップ アンティーエール ロゼ」、
そしてさらなるコストと年月をかけて極少量、
偏愛的趣味的に造られた「H」「I」「K」「P」があります。
珍しい赤のスパークリングワイン。
どんな味がするのか興味津々で飲んでみました。
注いだ瞬間、すごい発泡感がありました。
飲んだときは、優しいシュワシュワ感です。
ピノノワールの熟成された香りが良く、
苦味、渋味は、それほど感じず、赤の葡萄酒と感じます。
甘さ控えめのファンタグレープ感があり、
香り華やかで飲みやすいです。
程よい酸味も有り、食中酒としても合います。
ピノノワールなので味濃いめの食事や肉料理が良いですね。
ピノノワールのスパークリングワインを飲んだことあるなら、
ポチっとして頂けるとありがたいです。
<(_ _)>→人気blogランキングへ