絵本「ごんぎつね」
4月19日(月)、上越市立高田図書館で
絵本「ごんぎつね」を3冊借りて読みました。
3冊とも新美南吉さんの同じ「ごんぎつね」です。
絵を描いた人が違う3冊です。
絵:柿本幸造さんのごんぎつね。
優しげな絵で、私が好きな絵でした。
絵:いもとようこさんのごんぎつね。
愛嬌のある絵でした。子どもに人気になりそうです。
絵:遠藤てるよさんのごんぎつね。
どことなく、漫画チックで馴染みやすい絵でした。
話の内容は、
両親のいない小狐ごんは村へ出てきては悪戯ばかりして
村人を困らせていた。ある日ごんは兵十
(へいじゅう、またはひょうじゅう)が川で魚を
捕っているのを見つけ、兵十が捕った魚やウナギを
逃がすという悪戯をしてしまう。それから十日ほど後、
兵十の母親の葬列を見たごんは、あのとき逃がした
ウナギは兵十が病気の母親のために用意していたもの
だと悟り、後悔する。
母を失った兵十に同情したごんは、ウナギを逃がした
償いのつもりで、鰯を盗んで兵十の家に投げ込むも、
翌日に鰯屋に鰯泥棒と間違われて兵十が殴られていた
事を知り、ごんは反省する。それからごんは自分の力で
償いをはじめる。しかし兵十は毎日届けられる
栗や松茸の意味が判らず、知り合いの加助の助言で
神様のおかげだと思い込むようになってしまう。
それを聞いてごんは割に合わないとぼやきながらも
届け物を続ける。
その翌日、ごんが家に忍び込んだ気配に気づいた兵十は、
またいたずらに来たのだと思い、戸口を出ようとする
ごんを撃ってしまった。兵十がごんに駆け寄ると土間に、
栗が固めて置いてあったのが目に留まり、
はじめて、栗や松茸がごんの侘びだったことに気づく。
「ごん、おまえ(おまい)だったのか。いつも、栗をくれたのは。」
と問いかける兵十に、ごんは目を閉じたままうなずく。
兵十の手から火縄銃が落ち、筒口から青い煙が出ている。
何度読んでも悲しげで切ないお話しです。
何度も読み返す本があるなら、
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