小布施ワイナリー ルサケナチュレル90古典生酛 Le Sake Naturel
4月10日(土)、長野県小布施ワイナリーさんの
ルサケナチュレル90古典生酛 Le Sake Naturel
を晩酌で飲みました。
小布施ワイナリーさんは、
日本ワイナリーアワード®2020、5星受賞ワイナリーです。
1942年(昭和17年)創始者、曽我市之丞さんから始まる。
当時は林檎酒(シードル)がメイン。
現在、四代目の曽我彰彦は、明治大学農学部卒業後、
山梨大学大学院 総合研究部附属 ワイン科学研究センター
でワインを学び、新潟県の欧州ぶどう栽培研究所
カーブドッチ ワイナリー(CAVE D'OCCI)でも学んだ。
1988年(昭和63年)に趣味としてブランデー製造を始め、
1995年(平成7年)には欧州系ワイン葡萄(カベルネ、メルロなど)
の畑の拡大を開始した。
曽我彰彦は、フランスのブルゴーニュ地方で2年間修行。
1997年(平成9年)にフランスブルゴーニュ地方
ヴォーヌロマネ村クロフランタンの蔵と畑で、
1998年(平成10年)にはフランスのブルゴーニュ地方
シャブリ村のロンデパキの蔵と畑で修行し、
栽培と醸造を勉強した。
帰国後、小布施ワイナリーの栽培・醸造の責任者となる。
小布施ワイナリーは、地元産ワイン専用葡萄に拘っている。
赤ワインは基本的にはタンク貯蔵は行わないない。
発酵が終わるとそのまま樽貯蔵に進み、
その後瓶詰を行っている。
自然派の生産者であること。
有機栽培、無化学農薬栽培、無濾過、無清澄、
澱引き1回などを実行し、また亜硫酸添加を最小限にとどめる。
その小布施ワイナリーが冬に日本酒を造っています。
ルサケナチュレル90古典生酛 Le Sake Naturel
原材料米:長野県産美山錦100%
精米歩合:90%
アルコール分:16度
内容量:375ml
(危険!)吟醸香マニアの方、完全不向きsake。
我々の思想を知る方向けの僅かな製造量のsakeです。
小布施ビギナーの方にも刺激的で危うすぎます。
農薬未使用米 収穫制限米 2020年収穫
ル サケ ナチュレル90 古典生酛
培養酵母無添加 自然発酵天然酵母
スタッフ全員が厳寒でワイン畑の仕事ができない数週間だけ
ワイン造りから離れ、趣味で極少量を
小さなワイナリー内で作り上げるSAKE。
当方の全商品
①ブルゴーニュワイン的「単一品種」
思想により長野産美山錦のみ使用。
②我々が70年ぶりに復活させた旧協会1~5号酵母、
培養酵母を入れない古典生酛、
戦前発見の6号酵母のみで発酵(戦後分離酵母不使用)。
③生酛(きもと)のみ。
④活性炭、アルコール、酵素、培養乳酸菌、
培養硝酸還元菌、無機塩類など無添加。
⑤衛星管理徹底の上、ワイン設備を共有。
⑥Vin Sans Chimie(無化学農薬栽培、自然発酵ワイン)
を造る本業の名を貶めぬSAKEを醸す。
⑦香味はワインに迎合せず。
酒造りの歴史を紐解くと激動の江戸明治大正時代における
先達の足跡が現れ、同時にsakeの不易と流行すら見えてきます。
このsakeの香味はモノマニアックなエロチズムジャポネの逆襲。
大人のための秘密のsake。
エポワス、コンテ、酒盗などとお召し上がり下さい。
理由無くして90%精米にしていません。
18年以上肥料を与えず14年以上農薬を使っていないので
田の収穫量は一般美山錦の20%強。
削らずとも胚芽タンパクの少ない米が出来る筈。
現代酒米へのアンチテーゼ。
当ワイナリーのトップレンジSAKE。
生産量が少なく、酒屋さんによっては、
お得意さんにしか売らない日本酒。
ようやく優しい酒屋さんで定価購入出来ました。
味わいは、紹興酒のような香りと強い酸味が有り、
米の旨味甘味もほんのり感じられます。
アルコール感もほどほどあり、食前、食後酒に良いと思います。
食中にがぶがぶ飲む感じではありません。
つまみと一緒にちびちび飲むのが良いでしょう。
小布施ワイナリーの日本酒全種類、飲んだことがあるなら、
ポチっとして頂けるとありがたいです。
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