本「14歳、明日の時間割」 - あいの日々徒然

2020年5月18日

本「14歳、明日の時間割」

5月10日(日)、本「14歳、明日の時間割
を上越市立高田図書館で借りて読みました。
この本は、現在高校生の鈴木るりかさんが
中学生の時に書いた小説です。
鈴木るりかさんは、
2003年10月17日東京都生まれ。血液型A型。
史上初、小学4年生、5年生、6年生時に3年連続で
小学館主催『12歳の文学賞』大賞を受賞。
趣味は、ギターとゲームと料理。一人っ子。
好きな作家:志賀直哉、吉村昭
好きな科目:国語 嫌いな科目:数学
好きな有名人:さまぁ〜ず 三村さん、テンダラー
14歳、明日の時間割
鈴木るりかさんによると
「大人たちは「学校の勉強なんて社会に出たら何の役にも
立たない」という反面「学校で習ったことはやはり大事。
考える基礎になる」「もっと勉強をしておけばよかった」
とも言う。その真っ只中にいる私たちは...。やっぱり勉強
なんて好きじゃないし、やりたくない。 でもそれはテストや
課題や、勉強させられるのが嫌なのであって、教科そのも
のって意外に面白い、のかも? 今作は、そんな「教科」を
テーマにした連作短篇集で、舞台となっているのは中学校。
けれど子供のためだけに書いたのではありません。
アフタースクール、卒業して何十年の大人のかたにも、
かつての自分が確かに過ごした日々のかけら、匂いを、
感じていただけたら嬉しいです。 青春期、その一歩手前の
季節の焦燥と孤独と不安と、一瞬のきらめきと憧憬。
これからそんなシーズンを迎える人、今まさにその中にいる人、
既にその時を過ごされた人たちの心に届きますように...。
よろしくお願いします。」

本の内容は、
現在、青春時代のまっただ中にいる方はもちろん、
学生時代が遠い昔という大人や遥か彼方という熟年世代まで、
どんな世代も共感できる、笑える、そしてホロッと泣ける、
全方位型エンジョイ小説です。
短編小説を学校の時間割に見立て、
7つの物語が展開されます。
<1時間目 国語>
短編小説が入賞。作家となった少女への国語の先生のお願いとは。
半分は私小説を思わせる作品。
<2時間目 家庭科>
家庭科を得意とする少年が抱える事情と、見守る少女の想い。
思わずキュン涙必至です。
<3時間目 数学>
都会への転校を前に、孤独感に苛まれる少年の再生物語。
少年の孤独と不安を癒やしたのは......。
<4時間目 道徳>
ダメな大人たちに囲まれた少年のピュアな成長ダイアリー。
中学生目線の鋭い大人描写が胸に迫ります。
<昼休み>
孤独な少女の心の葛藤と青春。ヒリヒリした中学生ならではの
複雑な感情に、誰もが共感を覚える一編。
<5・6時間目 体育>
体育が大の苦手な少女が決意した大きな挑戦と努力。
彼女の周りの人々の生き様と「生きる」ことへの希望。
<放課後>
夢を持ち続ける大人、先生の苦悩とリアルな心情。
大人はいつまで夢をみていいのか。
全7編。

どれも、分かりやすい文体ですが、
大人顔負けの知識を要する内容で、頷くこと多数。
所々に中学生らしさが除きます。
学生の頃に戻って考えさせられる本です。

若い作家の本を読んでいるなら、
ポチっとして頂けるとありがたいです。
<(_ _)>→人気blogランキングへ

中小企業法人・個人事業主専門メール保険相談所です新潟県上越市あい企画