映画「girlガール」 - あいの日々徒然

2020年5月17日

映画「girlガール」

5月9日(土)、映画「girlガール
をレンタルDVDで見ました。
監督:ルーカス・ドン
脚本:ルーカス・ドン
   アンヘロ・テイセンス
製作:ディルク・インペンス
音楽:ヴァランタン・アジャジ
撮影:フランク・ファン・デン・エーデン
編集:アラン・ドゥソヴァージュ
キャスト
ララ:ビクトール・ポルスター
マティアス:アリエ・ワルトアルテ
ミロ:オリバー・ボダル
ルイス:ティヒメン・フーファールツ
ナート先生:ケイトリン・ダーメン
パスカル先生:ファレンタイン・ダーネンス
クリスティーヌ:マガリ・エラリ
ロイス:アリス・ド・ブロクビル
アラン:アラン・オノレズ
ハンナ:クリス・ティス
ヘンドリックス:アンジェロ・ティヒセン
マリー・ルイーズ:マリー=ルイーズ・ウィルデリックス
アランの助手:ビルージニア・ヘンドリックセン
girlガール
受賞歴
第71回2018年カンヌ国際映画祭ある視点部門で
新人監督賞にあたるカメラ・ドール
LGBTをテーマにした作品に贈られるクィア・パルム
主演のビクトール・ポルスターが最優秀俳優賞
サン・セバスティアン国際映画祭
マグリット賞
チューリッヒ映画祭
ベルギー映画批評家協会賞
ロンドン映画祭
パリチ映画祭

ストーリー
15歳のララが父マティアスと弟のミロと共に名門のバレエ学校に
通うため引っ越しをする所から映画は始まります。
努力家のララは8週間のトライアル期間を乗り切って
見事学校に残ることが決まり、レッスンにますます励む
日々がスタートしました。
そんなララの体は男性です。
16歳の誕生日を迎えた彼女は成長期真っ盛り、
男性的な成長を遂げていく自分の体に焦りを感じています。
股間にテーピングをしてレッスンを受ける日々。
ロッカールームもこっそりと使い、練習が終わるごとに
トイレに籠ってはテーピングを取り外し、
水を少しだけ飲む、そのルーティーン。
ララは医師と父親と相談を重ねて性別適合手術を
予定しており、ホルモン補充療法を受けています。
周りの女の子たちも一見ララをすんなりと受け入れてくれ、
レッスンの合間にはガールズトークの風景がはさまれます。
レオタードに身を包み皆の体を見る瞬間、自分の体、
父から聞かれる恋の質問、毎日の激しいレッスン。
ララの心にはストレスが少しずつ積み重なっていきます。
それでもバレエに傾ける情熱は一切失うことなく、
トゥシューズに足を押し込み血まみれになりながら
練習に励むララ。
無理やりなテーピングのため陰部は炎症を起こし、
医師から手術の延期を予告されてしまったララ。
父親の恋人の影、クラスメイトからの意地悪な言動。
耐え切れなくなったララは自ら男性器を切り落としてしまいました。
それから数年後。
映画は陽光に包まれた道を穏やかに歩く
ララを映して幕を閉じます。

ドキュメンタリー映画のように余計な説明が無く、
淡々とした日常を描いたような映画です。
面白みのある話ではありませんが、
彼女の心の変化が心に突き刺さります。
生きるとは、何かを問いかけられているような
気がしました。

トランスジェンダーに理解があるなら、
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