新型コロナウイルス、検査数2倍なら接触5割減で収束可能?
5月8日(金)、羽鳥慎一モーニングショーで
九州大学小田垣孝名誉教授の
新型コロナウイルスの蔓延に関する一考察
での計算結果を紹介していました。
九州大学小田垣孝名誉教授は
ご自身のホームページで
新型コロナウイルスの蔓延に関する一考察
の中で、感染拡大防止のために
国が施策の根拠の一つとして活用する
「SIRモデル」を改良して独自に計算したそうです。
SIRモデルは、まだ感染していない人(S)、
感染者(I)、治癒あるいは死亡した人(R)の
数が時間とともにどう推移するかを示す数式で、
1927年、スペインかぜの流行を解析するために
英国で発表された。疫学の専門家でなくても
理解できる平易な数式で、1世紀を経た
今回のコロナ禍でも国内外の多くの識者が
この数式を現実に則して改良しながら、
さまざまな計算結果を導いています。
小田垣名誉教授によると、このモデルの難点は、
感染者を、他人にウイルスを感染させる
存在として一律に扱っている点だそうです。
日本の現実の感染者は一律ではありません。
そこで、無症状や軽症のためPCR検査を
受けずに通常の生活を続ける「市中感染者」と、
PCR検査で陽性と判定されて自宅やホテルで
隔離生活を送る「隔離感染者」の
二つに感染者を分け、前者は周囲に感染させるが、
後者は感染させないと仮定。
さらに、陽性と判定されたらすぐに隔離
されると仮定し、検査が増えるほど隔離感染者が
増えて感染が抑えられる効果を考慮して
モデルを改良し、解き直しました。
九州大学小田垣孝名誉教授の計算の結果、
「接触機会削減」と「検査・隔離の拡充」
という二つの対策によって
新規感染者数が1/10に
成るまでの日数を比較しました。
1.検査数現状だと接触8割削減で23日。
2.検査数今の2倍で接触5割削減で14日。
3.検査数今の4倍で接触削減無しで8日。
現在の政府有識者会議クラスター対策班の試算では、
接触8割削減すれば約1ヶ月で終息に向かうはずでした。
現実には、計算結果通りにはなりませんでした。
九州大学小田垣孝名誉教授の計算も
その通りになるかは分かりませんが、
日本国民全員にPCR検査すれば、
その段階で新型コロナウイルスにかかっているか
かかっていないかが分かります。
その時、かかっている人は、隔離し治療すれば、
かかっていない人は、普通の経済活動しても
心配ないと言うことは、
私にでも分かります。
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