劇団四季EVITAエビータ2019 - あいの日々徒然

2019年10月 7日

劇団四季EVITAエビータ2019

9月29日(日)、上越文化会館
劇団四季によるミュージカルEVITAエビータ
の公演があり妻と二人で見てきました。
上越文化会館

ストーリーは、アルゼンチンのエビータの半生。
1952年7月、大統領夫人エバ・ペロン死去。享年33歳。
厳かに運び込まれる彼女の棺。
エバの国葬が行なわれている。国民は希望を失い、悲嘆に暮れている。
その傍らには、この狂乱を冷ややかに眺めているチェの姿があった。
チェは思っていた。
エビータと呼ばれ愛されたエバ・ペロンは、祖国アルゼンチンと、民衆の期待を裏切って、自分ひとりが栄華をほしいままにして、今、世を去ったと。
エビータは、1919年5月7日、ブエノスアイレスから150マイルほど離れた、パンパ(アルゼンチン地方特有の草原地帯)の寒村に生まれ、エバ・マリア・ドゥアルテと名づけられた。私生児だった。
1926年、幼い頃から貧困とその惨めさを嫌というほど味わってきたエバ。貧しさゆえ、私生児ゆえに蔑まれた経験は、彼女の中で中流階級への敵意となって根付いていった。
富と名声に憧れ、首都ブエノスアイレスに思いを馳せるひとりの少女が、そこにいた。
1934年エバ15歳。生まれ故郷のナイトクラブで知り合ったタンゴ歌手、マガルディと共に、都会ブエノスアイレスに出て来た。野心を抱いたエバは、男から男へと渡り歩きながら人生の階段を登っていく。
ラジオを通じてスターとなったエバは、福祉大臣ペロンとチャリティ・コンサートで出会い、たちまち意気投合。1946年、労働者の心を掌握したペロンは大統領に就任、エバも念願のファーストレディの座を手に入れる。

泣かないで アルゼンチーナ
この身 果てるとも 心から結ばれた 永遠の仲間たち
これだけなの この世に残しておきたいのは
たったひとつのまごころを あなたのもとに

死を目前にしたエバの脳裏を、過ぎ去った様々なできごと、栄光に満ちた日々、様々な人々の姿がよぎっていく...。
ミュージカルEVITAエビータ

33歳でその生涯を終えるまでの一生を描いた「エビータ」は、
アンドリュー・ロイド=ウェバーの最高傑作と言われています。
「エビータ」は、まずレコードの形で世に出され、
特に「アルゼンチンよ 泣かないで
(DON'T CRY FOR ME ARGENTINA)」は、
瞬く間にヨーロッパ中で大ヒットとなりました。
こうしたレコードでの大成功を背景に
1978年、ロンドン公演がオープン、
大ヒットミュージカルとなりました。
ニューヨークでは79年に開幕、
80年のトニー賞では最優秀ミュージカル作品賞を含む
7部門で独占受賞を果たしました。
劇団四季での初演は1982年。
アルゼンチンの貧困と社会の歪みが生み出した
エビータという偶像に視点を置いた、
ハロルド・プリンスの手によるドライな演出のオリジナル版。
演出家 浅利慶太は、それを独自の視点で
魅力的な奥行きのあるものへと咀嚼し、
一人の女性の人生という視点から描ききりました。
ロイド=ウェバーの最高傑作を、演出、装置、衣裳、
振付に至るまで磨き上げた本作は、
「エビータ」の決定版と言えます。
このミュージカル「エビータ」は、
全編、台詞部分も歌として綴られる
オペラタイプのミュージカルです。
今回の公演は、
エビータ:島原ゆきみ
チェ:飯田洋輔
ベロン:佐野正幸
マガルディ:日浦眞矩
ミストレス:平木萌子

エビータ:島原ゆきみ、チェ:飯田洋輔、ベロン:佐野正幸、マガルディ:日浦眞矩、ミストレス:平木萌子
話自体は、民衆の味方のエビータの半生です
ので分かりやすかったです。
素晴らしい歌声に感動しっぱなしでした。
最後のカーテンコールは、
何度も有り、観客も素晴らしい公演に
スタンディングオベーションで応えました。
毎年のように劇団四季公演を見ていますが、
オペラ形式のミュージカルは久しぶりで
また見たいと思いました。


年に1度はミュージカル公演を見ているなら、
ポチっとして頂けるとありがたいです。
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