沖縄全戦没者追悼式の新聞記事
6月23日(日)、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で、
太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者を追悼する
「沖縄全戦没者追悼式」が開かれた。
糸満市立兼城小6年の山内玲奈さんが
「本当の幸せ」と題する自作の詩を読みました。
その新聞記事を紹介します。
平和の詩「本当の幸せ」
【全文】
青くきれいな海
この海は どんな景色を見たのだろうか
爆弾が何発も打ちこまれ
炎で包まれた町
そんな沖縄を見たのではないだろうか
緑あふれる大地
この大地はどんな声を聞いたのだろうか
けたたましい爆音
泣き叫ぶ幼子
兵士の声や銃声が入り乱れた戦場
そんな沖縄を聞いたのだろうか
青く澄み渡る空
この空は
どんなことを思ったのだろうか
緑が消え
町が消え
希望の光を失った島
体が震え
心も震えた
いくつもの尊い命が奪われたことを知り
そんな沖縄に涙したのだろうか
平成時代
私はこの世に生まれた
青くきれいな海
緑あふれる大地
青く澄みわたる空しか知らない私
海や大地や空が74年前
何を見て
何を聞き
何を思ったのか
知らない世代が増えている
体験したことはなくとも
戦争の悲惨さを
決して繰り返してはいけないことを
伝え継いでいくことは
今に生きる私たちの使命だ
二度と悲しい涙を流さないために
この島が
この国が
この世界が幸せであるように
お金持ちになることや 有名になることが幸せではない
家族と友達と笑い合える毎日こそが 本当の幸せだ
未来に夢を持つことこそが 最高の幸せだ
「命どぅ宝」
生きているから笑い合える
生きているから未来がある
令和時代
明日への希望を願う新しい時代が始まった
この幸せをいつまでも
この詩を読んで、子供達の為にも戦争はいらないと思います。
二度と戦争してはならないと思うなら、
ポチっとして頂けるとありがたいです。
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