映画「家族を想うとき」
8月27日(木)、映画「家族を想うときSorry We Missed You」を
レンタルDVDで見ました。
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァーティ
製作:レベッカ・オブライエン
音楽:ジョージ・フェントン
撮影:ロビー・ライアン
編集:ジョナサン・モリス
キャスト
リッキー(父):クリス・ヒッチェンズ
アビー(母):デビー・ハニーウッド
セブ(長男):リス・ストーン
ライザ(長女):ケイティ・プロクター
マロニー(警官):ロス・ブリュースター
ストーリー
イギリス、ニューカッスルに住むターナー家の
父リッキーはマイホーム購入の夢をかなえるために、
フランチャイズの宅配ドライバーとして独立を決意。
「勝つのも負けるのもすべて自分次第。できるか?」
と本部のマロニーにあおられて「ああ、長い間、
こんなチャンスを待っていた」と答えるが、
どこか不安を隠し切れない。
母のアビーはパートタイムの介護福祉士として、
時間外まで1日中働いている。
リッキーがフランチャイズの配送事業を始めるには、
アビーの車を売って資本にする以外に資金はなかった。
遠く離れたお年寄りの家へも通うアビーには
車が必要だったが1日14時間週6日、
2年も働けば夫婦の夢のマイホームが買える
というリッキーの言葉に折れるのだった。
介護先へバスで通うことになったアビーは、
長い移動時間のせいでますます家にいる時間が
なくなっていく。16歳の息子セブと12歳の娘の
ライザ・ジェーンとのコミュニケーションも、
留守番電話のメッセージで一方的に語りかけるばかり。
家族を幸せにするはずの仕事が家族との時間を
奪っていき、子供たちは寂しい想いを募らせてゆく。
働けど働けどリッキーの借金は膨れ上がり、
彼の家族を取り巻く環境は悲惨な状況になっていく。
そんな中、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう
リッキーは、懸命に働くが、家族の絆も、、、。
麦の穂をゆらす風」「わたしは、ダニエル・ブレイク」
と2度にわたりカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを
受賞した、イギリスの巨匠ケン・ローチ監督作品。
働けど働けど我が暮らし楽にならず。
今のイギリスの労働問題を鋭く描く映画です。
見ていて切なくなります。
日本の労働問題に思いをはせるなら、
ポチっとして頂けるとありがたいです。
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