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2022年1月23日

Netflixドラマ「新聞記者」

1月15日(土)、インターネット動画配信サービス
ネットフリックスNetflix「新聞記者」(The Journalist)全6話
を見終わりました。

監督:藤井道人
脚本:山田能龍、小寺和久、藤井道人
原案:望月衣塑子「新聞記者」
エグゼクティブプロデューサー:坂本和隆、高橋信一
企画・プロデュース:河村光庸
プロデューサー:佐藤順子、山本礼二
ラインプロデューサー:道上巧矢
音楽:岩代太郎
撮影:今村圭佑
出演者
松田杏奈:米倉涼子
村上真一:綾野剛
木下亮:横浜流星
鈴木和也:吉岡秀隆
鈴木真弓:寺島しのぶ
多田:田中哲司
中川:佐野史郎
豊田進次郎:ユースケ・サンタマリア
矢川:大倉孝二
黒崎:田口トモロヲ
松田康平:萩原聖人
東都新聞編集者:吹越満
東都新聞社員:柄本時生
東都新聞社員:土村芳
東都新聞デスク:橋本じゅん
新聞配達員:でんでん
新聞配達員兼就活生・まい:小野花梨
新聞記者
ストーリー
第1話
詐欺容疑のかかるSLT社CEO・豊田進次郎を警察が
逮捕しようとするが、上からの圧力で急遽 捜査終了。
豊田を追っていた東都新聞の新聞記者松田杏奈は、
その結果に憤ります。
一方、財務省理財局長の毛利のところへ、
総理夫人付きの官僚・村上真一がきて、
「夫人の意向で愛知の栄新学園で10億円以上の
控除をしてほしい」と伝えました。
その問題がメディアに漏れ、総理大臣は国会答弁で
「妻や自分が栄新学園問題の土地売買に関わっていない。
そのようなことがあれば議員を辞める」と回答。
名古屋・中部財務局本部に急遽異動させられた鈴木和也は、
上司の黒崎に夜に急に呼び出されます。
理財局長・毛利が総理の発言を揉み消すため、
職員に資料の改ざんを指示しました。
総理補佐官の中川の指示で、学園問題に関わった村上は
雲隠れとして、内閣情報調査室(内調)へ異動になり、
上司の多田に会います。
大学4年の木下亮は朝刊配達のバイトをしていますが、
新聞を1度も呼んだことがありません。
同じ部署で働くおじさんや、同学年のまいに笑われます。

第2話
松田杏奈は、仲の良かった兄・康平が植物状態に
なっている病院へ。康平は参与として一時的に
官房にいたことがあり「上司の豊田が実現不可能な
AI技術で100億円もの助成金を騙し取った」と内部告発。
その後、おどされて訴えを取り下げさせられ、
過労で心筋梗塞になり寝たきりになったのです。
多田は村上に、栄新学園問題でノイズになりそうな
人物を探せと言われ、記者の松田を知ります。
松田の兄・康平は経産省時代に仲の良かった
先輩であることを知り驚きました。
文書改竄を担当させられた中部財務局の鈴木は、
部下を外して自分1人で本件を抱え込みます。
人一倍倫理観が強い鈴木は、不正行為に耐えられず、
精神的にボロボロに。妻の真弓が理由を聞かれますが、
守秘義務で相談することもできません。
栄新問題を取材することになった松田は、鈴木を訪ね
名刺を渡します。しかし鈴木は何も話さず立ち去りました。
鈴木を良心の葛藤が襲い、松田に電話しますが出ません。
コンビニから東都社にFAXを送ろうとしますがやめました。
翌日、栄新側からのリークで、文書改ざんが新聞の一面に。
総理補佐官・石川に命じられ、理財局長・毛利が辞任、
証人喚問を受けます。毛利は「官邸は関与しておらず、
中部財務局の中だけで起こった」と虚偽の発言をします。
鈴木は体調を壊して入院。地検特捜部・矢川に改ざんに
ついて話し、頼れる上司、黒崎に文書改竄のデータを渡します。
鈴木は部屋で首吊り自殺をし、妻・真弓は泣き叫びました。

第3話
村上は、先輩の松田康平に「お前は変わるな」と
言われたことを思い出していました。
真弓は夫・和也の部屋から遺書を見つけますが、
財務局には「遺書はなかった」と伝えました。
和也の葬式に亮が駆けつけます。和也は亮の叔父であり、
父親代わりの存在だったのです。
涙を流す真弓や亮を、マスコミが囲みました。
松田も葬式に駆けつけ、真弓に自殺の前日に着信があった
ことを伝えますが、帰れと言われます。
市民団体が、真弓に国に対する訴訟を提案しました。
検察の矢川が上からストップがかかっていた捜査を再開し、
中部財務局の資料を洗います。
5ヶ月後。会見で毛利局長ら24人が全員不起訴となり、
松田はいきどおりました。

第4話
村上は、上司の多田から「松田記者が兄の復讐という
私情で取材を強行しているとリークしろ」と言われ、
良心の呵責に苛まれます。
さらに村上は、警察から当時の豊田の捜査が圧力で
不当に終了したと聞き愕然。
村上が知らぬ間に、松田の記事が週刊誌にデカデカと
掲載され、Twitterなど世論は彼女をバッシングします。
亮は同僚・まゆが「松田に騙された」と言っているのを聞き、
「俺の叔父さんが死んだ事件を取材してくれている」
と言って、バイクに乗って1人で叫びました。
松田は鈴木の墓参りをして真弓に会いますが、
「メディアはみんな同類だ」と言われます。
亮が東都新聞社へ来て松田を連れ出し、真弓に再度
会わせました。真弓は夫・和也の遺書を渡します。
遺書には栄新学園問題の関与者の名前が載っていました。
松田が記事を出そうとしますが、デスクがストップを
かけます。上層部から圧力がかかっているのです。 

第5話
村上は植物状態の先輩・松田康平の見舞いに行った後から、
豊田の件を探っていました。しかし上司の多田や
総理補佐・中川、豊田から呼び出しをくらい、
余計な詮索はするなと釘を刺されます。
亮は就活で東都新聞を受け、叔父の自殺や松田記者との
エピソードを話し、内定を貰いました。
松田を通じて鈴木の遺書を見た黒崎は、真弓に
改めて直接謝罪をし、鈴木の肉声が入ったUSBを渡します。
そのUSBを証拠に、松田の栄新学園問題の官邸関与記事が朝刊の一面を飾りました。
松田は栄新学園問題の訴訟を弁護士に依頼。
しかし1度不起訴になっているので、劣勢です。
4ヶ月後、コロナが流行り出し栄新学園問題が
扱われることはほとんどなくなっていました。
多田は、まだこの問題を気にしている村上に
「君一人が動いた事実を作ることも可能だ」と脅します。
妻子のある村上は葛藤していました。
村上はツイッターで松田にダイレクトメッセージを送ります。

最終回第6話
松田は兄・康平の病室で村上に会いますが、彼は
問題については何も語らず、その場をあとにしました。
亮の家にまゆが来て、「コロナで内定取り消しになった」
と話ます。亮はまゆをなぐさめました。
豊田は栄新問題の情報操作のためにメディアのトップを
狙って接待をし、ハニートラップを仕掛けます。
弱みを握られたメディアは、真弓たちをTVに出そうとしません。
松田と真弓は、官僚を辞任した毛利に会います。
毛利は「指示は全て私、官邸は関与していない」と言い、
真弓が泣きながら平手打ちをしました。
豊田に呼び出された村上はついに我慢の限界に達し、
康平を追い詰めた助成金詐欺についてぶちまけます。
豊田は「あとで実現する可能性が少しでもあれば詐欺じゃない」
と開き直りました。村上はその場を去りますが、
スマホで音声を録音しています。
そして、村上の行動がありました。
......


藤井道人監督が、映画では、表現しきれなかった部分も
含めドラマにしたのだと思います。
映画や地上放送では、できなかったから
Netflixだったのかと思います。
全ての役者がすごい演技をしたなあと思います。
あくまでフィクションなのだが、
現実もこうだったんだろうと思います。
なにが正義なのか、
本当のことがうやむやにされるのはなぜか。
良く分からない世の中だと感じます。


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2021年11月24日

映画「トゥルーノース」

11月16日(火)、映画「トゥルーノース」を
動画配信サービスNetflixで見ました。
監督・脚本・プロデューサー:清水ハン栄治
制作総指揮:ハン・ソンゴン
制作:アンドレイ・プラタマ
撮影監督:メリータ・ブディマン
美術:ディアン・レスタリス・スパンディ
音楽:マシュー・ワイルダー
音響:コン・ソヌク
日本・インドネシア合作
キャスト
ヨハン:ジョエル・サットン
ミヒ:ブランディン・ステニス
インス:マイケル・ササキ
ユリ:エミリー・ヘレス
トゥルーノース

ストーリー
絶望の淵で、人は「生きる意味」を見つけられるのか?
1960年代の帰還事業で日本から北朝鮮に移民した
家族の物語。平壌で幸せに暮らすパク一家は、
父の失踪後、家族全員 が突如悪名高き政治犯強制収容所に
送還されてしまう。過酷な生存競争の中、主人公ヨハンは
次第に純粋で優しい心を失い他者を欺く一方、母と妹は
人間性を失わず倫理的に生きようとする。そんなある日、
愛する家族を失うことがキッカケとなり、ヨハンは
絶望の淵で「人は何故生きるのか」その意味を
探究し始める。やがてヨハンの戦いは他の収監者を
巻き込み、収容所内で小さな革命の狼煙が上がる。


監督が収容体験をもつ脱北者にインタビューを
おこない、10年の歳月をかけて作り上げたアニメ映画。
まだ、本当にこんなことが北朝鮮で行われているのかと
疑ってしまうような悲惨なお話しだが、
あってもおかしくないと思う。
なんとか改善されることを願うばかりです。

北朝鮮の本当のことを知りたいと思うなら、
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2021年5月 8日

映画「愛してるって言っておくね」

5月1日(土)、動画配信サービスNetflixで
映画「愛してるって言っておくね」を見ました。

If Anything Happens I Love You
監督 :ウィル・マコーマック
   マイケル・ゴヴィア
脚本:ウィル・マコーマック
   マイケル・ゴヴィア
製作:マリアン・ガーガー
   ゲイリー・ギルバート
   ジェラルド・シャマレス
   マイケル・ゴヴィア
製作総指揮:ローラ・ダーン
      シドニー・ホランド
      ロビン・クレイン
      ジェイミー・レモンズ
      ウィル・マコーマック
      ピーター・モーガン
      ジェレミー・ロス
音楽:リンゼイ・マーカス
編集:ピーター・エッティンガー
製作会社:ギルバート・フィルムズ
     オー・グッド・プロダクションズ
配給:Netflix
公開:2020年11月20日
上映時間:12分
愛してるって言っておくね
ストーリー
ローティーンの娘を亡くした父母が互いに距離を置いて
暮らしている。2人は直接の対話を拒んでいるが、
彼らはその本当の感情を表している影によって
見守られている。父親が外に出ている間、母親は娘の
寝室に入ろうと考えるが、悲しみに打ちひしがれて
立ち止まってしまう。
洗濯をしている母親は娘のシャツを洗ってしまった
ことに気付いて泣き出してしまう。彼女が洗濯機の
近くに座り込むとサッカーボールが落下し、娘の寝室に
転がり込む。ボールがレコードプレーヤーにぶつかった
拍子に「1950」が再生される。母親は寝室に入り、
その後そこで夫と顔を合わせる。「1950」が
再生されている間に娘を表す影がレコードプレーヤー
から飛び出し、両親は娘の生涯の出来事を思い出し始める。
回想で両親は娘の成長を目にする。娘はサッカーに熱中し、
10歳の誕生日を祝い、初めてのキスを経験する。
回想の最後で娘は両親から離れて学校に向かう。
この後に何が起こるのかを知る両親の影は娘が
学校内に入るのを阻止しようとするが、これは
記憶の出来事であるために失敗する。
その学校では銃乱射事件が発生して娘は射殺され、
両親には「愛してるって言っておくね」
("If anything happens I love you")という彼女の
最後のメッセージテキストが残される。
離れそうになる両親の影が娘の影によって
結びつけられると、現実の両親は抱擁し、
娘の影は悲しむ2人の影の間に輝く光になる。

2021年第93回アカデミー賞短編アニメーション賞
を受賞した短編映画。
無声映画で最初は、良く分からなかったが、
終盤の銃乱射事件では、切なくなってしまう。
こんな事件は、無くなって欲しいと願う。
この映画では、夫婦が立ち直っていくようだが、
実際は、なかなか難しいと思う。
考えさせられる映画でした。


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2021年3月17日

映画「青の炎」

3月10日(水)、動画配信サービスNetflixで
映画「青の炎」を見ました。
監督:蜷川幸雄
脚本:蜷川幸雄、宮脇卓也
原作:貴志祐介「青の炎」(角川文庫刊)
音楽:東儀秀樹
配給:東宝
製作:椎名保
   藤島ジュリーK.
   島谷能成
   安永義郎
   加藤鉄也
   山崎直樹
製作総指揮:角川歴彦
撮影:藤石修

登場人物
櫛森 秀一:二宮和也(嵐)
福原 紀子:松浦亜弥
櫛森 友子:秋吉久美子
櫛森 遥香:鈴木杏(特別出演)
曾根 隆司:山本寛斎
秀一のクラスメイト(2年A組)
石岡 拓也:川村陽介
笈川 伸介:宮田幸輝
大門 剛:木村雅
由比ヶ浜高校の教師たち
犬飼:近藤芳正
小中:渡辺哲
加納 雅志:六平直政
私書箱の男:竹中直人(友情出演)
神崎 慎太郎:唐沢寿明(友情出演)
山本 英司:中村梅雀
青の炎

ストーリー
17歳、高校生の秀一(二宮和也)には、殺したい男がいた。
10日前から家に居座り、母・友子と妹・遥香との
平和な暮らしを乱す、元継父の曾根(山本寛斎)だ。
警察や法律が自分たち家族を守ってくれないと悟った
秀一は、自らの手で曾根を殺す決意を固める。
インターネットの裏サイトや医学書を調べて完全犯罪の
シナリオを練った秀一は、計画を実行する。警察は、
曾根を病死と判断。ガールフレンドの紀子(松浦亜弥)に
かすかな不信感を抱かれた以外は、
秀一の計画は完璧なはずだったが、登校拒否の
クラスメイト・石岡に秘密を知られてしまい、
強請られる。そんな石岡に、秀一はバイト先の
コンビニへの偽の強盗計画を持ちかける。
押し入った石岡を、秀一は正当防衛を装って殺害。
しかし、秀一の行動に疑問を抱いた山本刑事に
鋭く追及され、追い詰められた秀一は、すべてを
自供することを山本に約束する。自分が逮捕されたら、
家族はマスコミ報道にさらされ、社会の偏見に
さらされるのは必至だった。秀一は紀子に
別れを告げた後、愛車・ロードレーサーと共に
トラックに突っ込んでいく。

なんとも悲しい内容でした。
現実には、無いような設定で、感情を表現するのが
難しいと思うのですが、主役の二宮和也さん、
助演の松浦亜弥さんの演技に引き込まれました。
すこしたどたどしい所もありましたが、
難しい題材に果敢に挑戦している感があります。
今は亡き蜷川幸雄さん監督。
舞台監督らしい演出に納得の内容でした。

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2021年2月 1日

映画「シカゴ7裁判」

1月23日(土)、映画「シカゴ7裁判」を
動画配信サービスNetflixで見ました。
監督:アーロン・ソーキン
脚本:アーロン・ソーキン
製作:スチュアート・M・ベッサー
   マット・ジャクソン
   マーク・E・プラット
   タイラー・トンプソン
製作総指揮:マーク・バタン
      ドルー・デイヴィス
      モーリス・ファディダ
      バディ・パトリック
      アンドリュー・C・ロビンソン
      コディ・サンヌー
      ニコール・アレクサンドラ・シプリー
      ライアン・ドネル・スミス
      ジャレッド・アンダーウッド
      スラヴァ・ヴラディミロフ
音楽:ダニエル・ペンバートン
撮影:フェドン・パパマイケル
キャスト
※括弧内は日本語吹替。
トム・ヘイデン:エディ・レッドメイン(平川大輔)
アビー・ホフマン:サシャ・バロン・コーエン(新垣樽助)
ボビー・シール:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(濱野大輝)
ジェリー・ルービン:ジェレミー・ストロング(上田燿司)
リチャード・シュルツ:ョセフ・ゴードン=レヴィット(川島得愛)
レニー・デイヴィス :アレックス・シャープ(虎島貴明)
ジュリアス・ホフマン:フランク・ランジェラ(浦山迅)
デイヴィッド・デリンジャー:ン・キャロル・リンチ(拝真之介)
ウィリアム・クンスラー:マーク・ライランス(原康義)
フレッド・ハンプトン:ケルヴィン・ハリソン・Jr
ラムゼイ・クラーク元司法長官 :マイケル・キートン(田中正彦)
ジョン・N・ミッチェル司法長官:ジョン・ドーマン(ふくまつ進紗)
トム・フォーラン:J・C・マッケンジー
リー・ウィンナー:ノア・ロビンス
ジョン・フロイネス :ダニエル・フラハティ
レナード・ワイングラス: ベン・シェンクマン (滝知史)
スタン・ウォジョハウスキー:マックス・アドラー
ポール・デルカ刑事:ウェイン・デュヴァル
シカゴ7裁判

ストーリー
1968年、大統領選挙を控えた8月28日、
イリノイ州シカゴで民主党の全国大会が開かれていた。
それに合わせて全国から反ベトナム戦争派の若者たちが
集結し、集会やデモを繰り広げていた。
そして、会場近くのグランド・パークでは、
デモ隊と警察が衝突し騒乱となり、数百名の
負傷者を出す事件へと発展した。
共和党のニクソン政権が誕生した約5ヶ月後、
デモに参加した各グループのリーダー的存在だった7人が、
暴動を扇動したとして共謀罪などの罪に問われ、
法廷に立つことになる。型破りなメンバーたちは、
保守的な裁判長に反抗し、繰り返し法廷侮辱罪に問われる。
中でもブラックパンサー党のボビーは弁護士をつけずに
自らを弁護、仲間が警察の捜査で射殺された怒りをぶつけ、
ついには身体を拘束される。温厚なデリンジャーまでも、
裁判長への反発から職員に暴力をふるってしまう。
弁護士のクンスラーは起死回生をかけて、
クラーク前司法長官を証人として召喚する。
クラークは当時の捜査で暴動のきっかけを作ったのは
警察側であるという結論に至った事を証言する。
検察側の弁護士のシュルツは、
それは前政権の時の判断だと応戦する。
裁判の終盤、市民から録音テープが証拠として提出される。
それはヘイデンが集会で、警察が友人に暴力を
ふるったことに逆上して聴衆に血を流せと
扇動している声が記録されていた。
証言に立ったホフマンは聖書を引用してヘイデンを弁護する。
裁判の最後、裁判長から陳述を求められたヘイデンは、
裁判の最中も続いているベトナム戦争で戦死した米兵の名前を
次々と読み上げる。激高する裁判長をよそに、
他のメンバーや弁護士、傍聴人までもが起立する。
ついにはシュルツも立ち上がり死者への哀悼を示した。
ヘイデンらは懲役5年の判決を受けるが、
後に再審理となり、検察側は追訴を断念する。

アメリカは、自由と民主主義の国と思っていたが、
差別と偏見に満ちて、権力者のいる国に思えます。
それは、50年前も今も変わっていないような気がします。

アメリカという国のことを知っているなら、
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