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2020年8月14日

本「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

8月7日(金)、上越市立高田図書館で
本「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
を借りて読みました。
著者は、ブレイディみかこさん。
保育士・ライター・コラムニスト。
1965年福岡市生まれ。県立修猷館高校卒。
音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、
1996年から英国ブライトン在住。
ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち
英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で
働きながらライター活動を開始。
2017年に新潮ドキュメント賞を受賞し、
大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞
候補となった『子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から』
(みすず書房)をはじめ、著書多数。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

本の内容は、
●はじめに
1 元底辺中学校への道
2 「glee/グリー」みたいな新学期
3 バッドでラップなクリスマス
4 スクール・ポリティクス
5 誰かの靴を履いてみること
6 プールサイドのあちら側とこちら側
7 ユニフォーム・ブギ
8 クールなのかジャパン
9 地雷だらけの多様性ワールド
10 母ちゃんの国にて
11 未来は君らの手の中
12 フォスター・チルドレンズ・ストーリー
13 いじめと皆勤賞のはざま
14 アイデンティティ熱のゆくえ
15 存在の耐えられない格差
16 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとグリーン
大人の凝り固まった常識を、
子どもたちは軽く飛び越えていく。
世界の縮図のような「元・底辺中学校」での日常を描く、
落涙必至の等身大ノンフィクション短編集。
優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜの
イカした「元・底辺中学校」だった。
ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。
人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。
時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。
世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子と
パンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。

筆者は、日本人女性でアイルランド人の方と結婚して
イギリスに住み、中学生の息子さんと暮らし、
その息子さんの日常の記録です。
多民族国家ならでは問題を悩みながら
親子でたくましく生きている様子が
日本で平和ボケしながら生きる私にパンチを与えてくれました。
諸外国では、人それぞれ考え方が違う人が一緒に暮らすのが当たり前。
日本もそうなってきています。
そこで生まれるいざこざ、問題、正解の無い問題もあり、
そこでどう生きるかが問われています。
考えさせられる本です。

イギリスの現状を知っているなら、
ポチっとして頂けるとありがたいです。
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