本「ある男」
2月18日(火)、上越市立高田図書館で
平野啓一郎さん著「ある男」
を借りて読みました。
あらすじ
弁護士の城戸は、かつての依頼者である
里枝から、「ある男」についての
奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、
2歳の次男を脳腫瘍で失って、
夫と別れた過去があった。
長男を引き取って14年ぶりに故郷に
戻ったあと、「大祐」と再婚して、
新しく生まれた女の子と4人で幸せな
家庭を築いていた。ある日突然、
「大祐」は、事故で命を落とす。
悲しみにうちひしがれた一家に
「大祐」が全くの別人だったと
いう衝撃の事実がもたらされる。
里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。
人はなぜ人を愛するのか。
幼少期に深い傷を背負っても、
人は愛にたどりつけるのか。
「大祐」の人生を探るうちに、
過去を変えて生きる男たちの姿が
浮かびあがる。
弁護士城戸が大祐が何者かを探る物語。
なかなかたどり着かない真実にやきもきしながら
城戸の人生模様も描かれ、
多岐にわたり興味惹かれる話です。
早く次のページをめくりたくなる心境に陥ります。
最後に明かされる真実に、
自分もそうするかもしれないと思いました。
ただ愛し愛されたいと思う願いは
皆一緒なのかなと感じました。
平野啓一郎さんの他の本も読んでみたくなります。
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